第106回薬剤師国家試験 必須薬剤 問41-55
薬剤だー
問41
単純拡散による薬物の細胞膜透過に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
1 濃度勾配に従う。
2 透過速度は Michaelis–Menten 式で表される。
3 トランスポーターを介する。
4 ATP の加水分解エネルギーを利用する。
5 タンパク質の細胞内取り込みに関与する。
1
108回−41
問42
以下の剤形のうち、薬物の肝初回通過効果を回避するのに最も適しているのはどれか。1つ選べ。
1 経口徐放錠
2 口腔内崩壊錠
3 腸溶錠
4 経口ゼリー剤
5 坐剤
5
ニトログリセリンは内服できない薬で有名ですね。舌下錠、舌の下に入れるアレです。
99回-41 100回-166
問43
薬物が血漿と組織に分布するとき、分布容積を表す式はどれか。1つ選べ。ただし、血漿容積を Vp、組織容積を Vt、薬物の血漿中濃度を Cp、薬物の組織中濃度 を Ct とする。
2
問44
チザニジンの代謝を阻害するのはどれか。1つ選べ。
1 エスシタロプラム
2 セルトラリン
3 パロキセチン
4 フルボキサミン
5 ミルナシプラン
4
フルボキサミンとチザニジンの1A2って地味だよね〜
問45
腸肝循環するのはどれか。1つ選べ。
1 アルベカシン
2 イソニアジド
3 エナラプリル
4 オセルタミビル
5 モルヒネ
5
2020年はインフルエンザが一件も来なかったので、薬剤師になってから一度もタミフル等々を触ってません。むしろ薬価改定前に鬼返品した。
腸肝循環の漢字、腸管循環と間違えがち。
問46
体内動態が線形 1–コンパートメントモデルに従う薬物について、投与量に比例 して変化するのはどれか。1つ選べ。
1 最高血中濃度到達時間
2 消失速度
3 消失速度定数
4 消失半減期
5 全身クリアランス
2
問47
全身クリアランスが 40 L/h である薬物を点滴静注し、定常状態における血中濃度を 0.50 mg/L にしたい。適切な投与速度(mg/h)はどれか。1つ選べ。
1 13
2 20
3 40
4 50
5 80
2
単位書いてあるから、最悪公式わからなくても単位消し合えばいける。
問48
ある薬物の体内動態に線形性が成り立つとき、静脈内投与後の平均滞留時間が 4.0 h、経口投与後の平均滞留時間が 6.0 h であった。平均吸収時間(h)はどれか。1つ選べ。
1 0.67
2 1.5
3 2.0
4 10
5 24
3
問49
図の構造をもつ経口固形製剤が示すと考えられる、水中での水溶性薬物の放出パターンはどれか。1つ選べ。
4
エチルセルロースとかメチルセルロースとかとにかく覚えるの苦手だった。
けど覚えたら勝ち確✌︎('ω’✌︎ )
（ちなみに私はもう忘れてました（小声））
問50
図はある高分子溶液の濃度と還元粘度の関係を示している。この溶液の極限粘度(10-6 mL/g)に最も近い値はどれか。1つ選べ。
1
問51
一定温度において、ある固体表面に水が薄膜状に拡がり、拡張ぬれが成立するときの固液界面張力(mN/m)はどれか。1つ選べ。なお、固体の表面張力は 585 mN/m、水の表面張力は 73 mN/m とする。
1 73
2 439
3 512
4 585
5 658
3
問52
図の化学構造を有し、懸濁化剤や結合剤として用いられる合成高分子はどれか。1つ選べ。
1 ポビドン
2 ヒプロメロース
3 メチルセルロース
4 カルメロース
5 アラビアゴム
1
問53
皮膚に適用する製剤のうち、水中油型又は油中水型に乳化した半固形の製剤はどれか。1つ選べ。
1 軟膏剤
2 クリーム剤
3 ゲル剤
4 ローション剤
5 リニメント剤
2
丸覚えゾーン🍊
カチリってリニメントだったんだな。触るとよくわかるから実習とかでみれるといいね。
問54
図に示す注射剤の容器の名称はどれか。1つ選べ。
1 アンプル
2 カートリッジ
3 ダブルバッグ
4 プレフィルドシリンジ
5 バイアル
4
実習の時はビーフリード貫通させるの好きだったなー。
毎日やると面倒なんだろうけど笑
問55
図に示す受動的ターゲティングを利用した製剤はどれか。1つ選べ。
1 ドキシル®注 20 mg(ドキソルビシン塩酸塩)
2 パルクス®注 5 ng(アルプロスタジル)
3 オンパットロ®点滴静注 2 mg/mL(パチシランナトリウム)
4 アムビゾーム®点滴静注用 50 mg(アムホテリシン B)
5 リメタゾン®静注 2.5 mg(デキサメタゾンパルミチン酸エステル)
1
一番熱い問題！！！！！
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